NYFW(ニューヨーク・コレクション)の期間中、雑誌の取材に応じたコンテンツ・クリエーターであるレミ・ベイダーは、自身の環境で「変化を起こそうとしている」と語った。
NYFW(ニューヨーク・コレクション)とは?
ニューヨーク・コレクション は、1962年にアメリカ・ファッション・デザイナー協議会 が発足されて以来、ニューヨークで開催されているプレタポルテのコレクションである。2021年、「ニューヨーク・ファッションウィーク」を「アメリカンコレクションズカレンダー」に改名すると発表した。
「ウィキペディア」より引用
レミ・ベイダーは常に耳を傾け、学び、自分が信じるブランドやデザイナーを支持している。
レミ・ベイダーは、多様なサイズに対応しようとしないブランドを批判することに力を注ぐよりも、あらゆる体型・体形の人に合う服をブランドしたりデザイナーを賞賛すること、少なくともそこに到達するための努力をすることに時間を費やす方がよいと判断した。
彼女は、自身のソーシャルメディア・プラットフォームで自分が信じるブランドやデザイナーを賞賛し、彼らの商品を購入し、今年のニューヨーク・ファッション・ウィークでは、彼らのイベントに直接参加することで自分の考え方を表現している。
「私は洋服のサイズで悩んでいる人たちを助けたいし、彼女たちに変化をもたらしたいの。今まで以上にこれら(サイズ・インクルーシブ)のブランドを祝福し、物事をもっとポジティブにとらえたいわ。最近、考え方が変わったから、多様なサイズに対応しようとしないブランドを厳しくバッシングするのではなく、サイズ・インクルーシブに焦点を当てたいの。」と、彼女はNYファッション・ウィーク真っ最中に雑誌の記者に個人的に語っている。
彼女にとって初めてのNYFWとは程遠いが、今回は最も注意深く厳選された人たちが集まったNYFWであることには間違いない。彼女はおしゃれな人たちが集まるNYFWに参加することにためらいがあったにもかかわらず参加した。だから、特大サイズの体型に対応していないことで知られるこの場所に、参加することに気疲れしてしまうことは認める。だが、レミ・ベイダーは、自分のサイズを扱い、特大サイズのモデルを雇っているブランドやデザイナーの厳選された今回のイベント(NYFW)に行くことを選んだ。
「クリスチャン・シリアーノのショーに参加できて、とてもとても興奮したわ。彼はいつも私に時間を割いてくれて、私に似合う服を着るように言ってくれるの。そして彼はとても面白い人だわ。トミーヒルフィガーのチームも同じよ。」と、彼女のお気に入りのデザイナーの一人であるクリスチャン・シリアーノについて語る。
@remibader Shes showin skin tonight @Victoria’s Secret @JeanPaulGaultier ♬ original sound – Remi Jo
今回、開催されたトミーヒルフィガーのNYFWでは、すでにレミ・ベイダーのサイズを扱っている同ブランドが、彼女のために服をオーダーメイドしてくれた。
「そんなことをする必要はなかったんだけど、私が彼らの服を着ることで私らしく感じられるように、ひと手間加えてくれたの。2枚のスカートを合わせて、コートを切ってクロップド丈のジャケットにしてくれたの。それが私らしいこの衣装になったの。もっと多くのブランドが、洋服を着る人を気持ちよくさせる努力をすれば、こんなに違う洋服になると思うわ。」と彼女は言う。
また、レミ・ベイダーは最大6倍のサイズを扱うセルキーのショーや、フォーエバー21×バーニーズとターゲットのイベントにも足を運んだ。フォーエバー21×バーニーズとターゲットは、どちらも最大4倍までの新作を発表しており、サイズ・インクルーシブの市場が認められた証拠となっている。そして彼女が大好きなもう一人のデザイナー、マイケル・コステロとのディナーにも行った。
ニューヨーク・ファッション・ウィークは、レミ・ベイダーにとって、憧れのブランドや親しい友人や同僚に囲まれて楽しむ機会だった。しかし、それはまた、彼女がこの業界をより多くのフォロワーに知ってもらうための手段でもあった。
この一週間を通して、彼女はSNSでサイズ・インクルーシブのショーを取り上げ、コーチ、ミラー・パレ、エクハウス・ラッタ、キム・シュイ、ディオン・リー、スタジオ189、スタウド、エリア、マイケル・コース、アルチュザラ、パーソンズ・スクール、ジプシー・スポーツ、アドア・ミーのランウェイに中型サイズや特大サイズのモデルを起用したことを紹介した。
そして、サイズの多様性が彼女の主な焦点ではあるが、彼女はファッション界全般において、それがどのような形であれ、より多くの多様性があることを望んでいる。サステイナブル・ブランドの「Collina Strada(コリーナ・ストラーダ)」は、今回のショーで身体の多様性を取り上げただけでなく、車椅子を使用するモデルのアーロン・ローズ・フィリップを起用した。
「Collina Stradaは障がいのある人もファッション・ウィークに参加できることを示した。」とベイダーは言う。ブランドやデザイナーにとってこの行動は難しいことではないはずだが、それでもまだ非常に困難なことだと付け加えた。
「私がコンテンツクリエイターとしてこの3年間で気づいたことは、一部のブランドやデザイナーが生み出した小さな一歩に感謝しつつも、自分の立ち位置を見失わないようにバランスを取る必要があるということなの。ネット上で多くのブランドに対して自分に合うサイズがないからと言って”ふざけるな”と言うのではないわ。私のサイズがないブランドについては、そのブランドについて話したり、着たり、話題にしたりしないだけなの。」と彼女は言う。
レミ・ベイダーは3年前にTikTokを立ち上げて以来、自身のプラットフォームを着実に成長させ、サイズ・インクルーシブの代表的な存在となった。彼女は、人気ショップの服を試着する「リアルな洋服探し」で知られるようになり、フォロワーにそのブランドを買う(または買わない)よう影響を与えながら、コミカルな才能を発揮した。
そうすることで、彼女はゆっくりと、確実に、どのブランドが他のブランドよりも多くのサイズを扱っているのかを視聴者に教える手助けをし、中型サイズから特大サイズの体型で生活すること、そしてそれがファッションの世界で実際に何を意味するのかについて会話を広げた。
しかし、世間の注目度が急速に高まると、自分自身の振る舞い方の転換が求められることがよくある。だからこそレミ・ベイダーは、むやみにブランドを非難するのではなく、今はひたすら褒めることに集中している。
「私は視聴者のご機嫌をとっているわけではないわ・・・」とレミ・ベイダーは言葉を濁してから考えをまとめた。「みんなは、サイズ・インクルーシブに関する会話の中で、私がこれらのブランドと裏で取り組んでいる仕事を誰もが理解しているわけではないと思いうわ。」
@remibader Another fashion week with not much body diversity so were going to celebrate the best of the best who always makes it a point to show multiple body types… @Christian Siriano ♬ original sound – Remi Jo
レミ・ベイダーが言っている仕事とは、彼女が「ヴィクトリアズ・シークレット・ピンク」や「リボルブ」との関係者たちとの対話であり、どちらもパートナーシップ(協力関係)に発展した。
ヴィクトリアズ・シークレットとは?
ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)は、米国発のファッションブランド。婦人服、下着、香水、ならびに美容用品などを扱っている。通称“VS”。日本国内においては、販売店や利用者であっても、「ビクトリアシークレット」と表記・発音されることが多い。また「ビクシー」と省略して呼ばれることがある。
アパレルチェーン企業「エル・ブランズ」社の傘下にあり、2013年には北アメリカに総数1045の店舗を展開、年商6403億円で同社の収益の63%を占め、「オールド・ネイビー」や「ギャップ」を凌ぐ基幹部門となっている。
店舗はピンクを基調としたセクシーなデザインで、下着や水着をはじめとする同社の取り扱い商品の多くはセクシー路線を特徴とする。ファッションショーやカタログ通信販売に力を入れており、これらにトップモデルを登場させるスタイルも話題を呼んでいる。
1977年にロイ・レイモンドによって米国・カリフォルニア州のサンフランシスコに設立された。レイモンドは1982年にこの会社をリミテッド・ブランズ(現在のエル・ブランズ)に売却し、その傘下に入った。北アメリカを中心に多くの店舗を有しているものの、主流はカタログ通信販売となっている。1995年に初のファッションショーを開催、1997年にはミューズ(広告塔)に起用するモデルとの専属契約を開始、「エンジェル」の誕生であった。2004年には若年女子向けブランドラインの「PINK」が発足、2010年にはこの「PINK」の売上高が10億ドルに到達。
2014年には日本に上陸、1号店を羽田空港国際線出国エリアに出店し、2号店を関西国際空港国際線出国エリア本館に出店している
「ウィキペディア(Wikipedia)」より引用
リボルブとは?
REVOLVE(リボルブ)は、ミレニアル世代とジェネレーションZの消費者のための次世代ファッション・リテーラーです。信頼されるプレミアムライフスタイルブランドとして、また発見とインスピレーションのためのオンラインソースとして、49,000を超えるアパレル、フットウェア、アクセサリー、ビューティスタイルを提供し、魅力的な顧客体験を提供しています。
「リボルブの公式サイト」より引用
当社のダイナミックなプラットフォームは、数百万人の消費者、数千人のグローバルファッションインフルエンサー、1,000以上の新興ブランド、既存ブランド、自社ブランドからなる、深く関与したコミュニティをつないでいます。
18年間にわたるテクノロジー、データ分析、革新的なマーケティングとマーチャンダイジング戦略への継続的な投資を通じて、私たちは次世代の消費者とつながり、21世紀のファッション小売を再定義する強力なプラットフォームとブランドを築き上げました。
彼女は現在、ブランド・アンバサダー兼サイズ・コンサルタントとして「ヴィクトリアズ・シークレット・ピンク」と仕事をしているが、その仕事には、マーケティング・チームと同席し、「より良くできることを伝える」ことも含まれるという。レミ・ベイダーは、ヴィクトリアズ・シークレットのブランドで2年間働き、ブランドの違いを実感しているという。
「彼らは本当に変化を起こそうとしているわ。 彼らは素晴らしい変化を遂げ、体の多様性が増し、体だけでなく全体的にファッションにおける多様性が増しているわ。私たちが見たいのはそういう変化だと思うの。」と、彼女はツアーを祝うヴィクトリアズ・シークレットのNYFWイベントで語った。
レミ・ベイダーはリボルブで昨年自身のコレクションを発表した。(今年の11月に新作を発表予定)まだ、小規模な会社であるため、変化を実現するプロセスはより迅速だった。彼女は、自分の影響力が実際に形になっていくのを目の当たりにしている。このブランドはこれまで社会的に多くの人たちに知られていなかったため、彼女のコレクションが発表されたときに巻き起こったちょっとした不満的な意見を考えれば良いことだ。
当初、レミ・ベイダーのコレクションは3X(LLLまたはXXLで日本の13号に相当するサイズ)までの予定だったが、彼女はすぐにファンから熱視線を浴びたという。
「私は、すぐに、このサイズを変えなきゃって(リボルブに)言ったの。すると彼らは、よし、とりあえず4X(日本のLより5サイズか、それ以上大きいサイズ)にして様子を見ようという感じだったわ。そして、発売前に新しいサイズを作ることができたの。」と彼女は話す。
しかし、レミ・ベイダーがブランドと交わした会話の中で、完全にうまくいったのはこの2つのサイズだけで、だからこそ彼女のファンやフォロワーが知っているのはこの2つだけなのだ。
レミ・ベイダーの何百万人ものフォロワーが気づいていないのは、彼女が、笑いを誘うコミカルなTikToksを撮影したり、インターネット上の公人であることの避けられない弱音を吐いたりしていない一方で、プラスサイズモデルをキャンペーンに起用するブランドを書き残しているということだ。
彼女は、特大サイズの女性をランウェイに送り出すデザイナーのインスタグラム・リールを共有している。彼女は各ブランドに連絡を取り、より多様性を尊重して受け入れるためにどのように協力できるかを話し合うための会議を設定しようとしている。
彼女のフォロワーは、彼女がより多くのブランドとパートナーシップを結び、より多くの会話を交わしているという事実を全く知らない。だから、彼女が言うように、フォロワーが「もっとやってくれない」と彼女に不満を募らせるのは、彼女にとっては辛いことだ。なぜなら、彼女はすでに多くのことをやっており、可能な限り努力しているからである。
「文字通り、こんなことになるとは思ってもみなかったわ。」と、彼女は瞬く間にとても大きなインフルエンサーの地位に上り詰めたことについて語る。
「今の地位が確立ができて嬉しく思うわ。でも、私はまだ学んでいて、他の特大サイズ・クリエイターやブランド、デザイナーと多くの会話をし、皆の意見に耳を傾けようとしているわ。私は文字通り、エクセルシートにサイズに関するコンサルティングとブランドの知的所有権を記録しているの。これは、私が急に成長して以来2年間続けていることで、すべてがありえないことだったわ。私は常に自分自身に”これ以上何ができるだろうか?”と問い続けているの。ヴィクトリアズ・シークレット以来、すべてのブランドに手を差し伸べてきたにもかかわらず、(サイズコンサルティングの分野で)新しいことは何もなかったわ。」
彼女は自分の主張をさらに証明するために、携帯電話を取り出した。そして、ほら見て、と言わんばかりに、彼女は協力してくれそうなブランドを慎重に厳選した一覧表を見せた。それは、より多様な人々に扉が開かれるように自分がそれらのブランドに働きかけることで、自分だけではなく、彼女の特大サイズのフォロワーにとっても同様に役立つものだった。だだし、彼女は通常、自分が行っているこのような裏作業のすべてを自分のフォロワーと共有することはないと言いながら、「ひょっとしたらそういうことをフォロワーと共有したほうがいいのかしら?」と問いかけ口調で言った。
「もしかしたら、これって、私がフォロワーと共有してもいいものなのかもね。っていうか、具体的なブランド名は出さないで、”私はブランドと日常的にこんな仕事をやっているわ”とだけ言えば、フォロワーと共有できることなのかもしれないわね。」と述べた上で、その後、彼女は自分自身にも自分の仲間(フォロワー)にも声を大にして次のように主張している。
「そろそろブランドを支援するやり方を心機一転して、自分たちがファッションっていう場をもっと多様なニーズの人たちを受け入れる場にしていけるようなやり方にするべき新たな時代がやって来たわ。」と彼女は言う。
@remibader Feeling fire freaking flames in my tommy fit #nyfw #tommyhillfiger #sza #ootd #grwm #plussize #plussizefashion ♬ original sound – Remi Jo
これまでに、彼女はグッド・アメリカン、アンソロポロジー、SKIMS、マーラ・ホフマン、ガンニなど、お気に入りのインクルーシブ・ブランドをサポートし続けているが、彼女の希望は、より多くのブランドがサイズ範囲を拡大し続け、誰にとっても買い物がしやすくなるだけでなく、単に大きな体で存在することも少し楽になることだ。
ブランドやデザイナーがサイズ展開の幅を広げたり、中型サイズや特大サイズのモデルを起用し始めたら、彼女は小さな成功を喜んでいる。誰かがどこかで彼女のような活動を始めなければならないし、変化には時間がかかる。消費者がサイズ範囲の変化を望むかどうかが問題なのだ。レミ・ベイダーは、すでにこれらのインクルーシブ・ブランドが、他のブランドをより良くするための後押しになることを願っている。
「もっと多くの人々がインクルーシブ・ブランドを宣伝し、私のように正しいことをやっているブランドを紹介しているのを見たら、”私たちもやるべきだ!”と思うかもしれません。おそらく誰もがそうすべきだと。」と彼女は考えている。
レミ・ベイダーは、自分にとって “一番 “の存在であるフォロワーと常に仕事の詳細を共有するわけではないにせよ、自分がしている仕事を続けていくことを約束し、「私の仕事を気にかけてくれてありがとう。」というシンプルな言葉で会話を締めくくった。
国籍:アメリカ
出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク出身
生年月日:1995年3月7日
星座:魚座
職業:TikTokクリエイター兼プラスサイズモデル
レミ・ベイダーはアメリカ合衆国出身の有名なTiktokスター、ファッション、インスタグラムスターである。彼女はInstagramの絶妙なファッションやライフスタイルの写真を投稿することによって、彼女のモデルのキャリアをスタートした。
彼女の写真が急速に広まった後、すぐにInstagram上で有名になり、何千人ものフォロワーを獲得した。彼女は多くのビデオに出演している。彼女は美しい容姿、キュートな笑顔、モデルポーズ、スタイル、そして素晴らしい性格で知られている。
彼女はTikTokで最もトレンドになっている女の子の一人である。彼女は主にコメディビデオやダンスビデオで有名で、TikTok(Musical.ly)でリップシンクを披露している。彼女のソーシャルメディアでの存在感は驚異的なペースで高まっている。また、目を引くインスタグラムの写真や動画でも人気がある。ファンも多い。
有名になる前はTidal(タイダル)で働いていた。彼女は、人生の目標を達成するために、居心地のいい場所から抜け出して視野を広げることを信条としている。また、様々なブランドを支持し、様々なインフルエンサーとのコラボレーションも行っている。彼女の家族と個人的な関係についてはあまり知られていない。
彼女のインスタグラムには239,000人以上のフォロワーがいる。
彼女のインスタグラムIDはRemi jo。
彼女のTiktokアカウントには170万人以上のファンがいる。
彼女のTiktok IDはRemi Jo。
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