ジェネット・マッカーディがニキビ治療薬を服用中に経験した “恐ろしい”妊娠の恐怖を明かす！

ニコロデオン（米国の子供向けテレビチャンネル）の卒業生であるジェネット・マッカーディが、ニキビ治療薬のアキュテイン服用中に経験した妊娠の恐怖について語った。

引用元：Getty

ジェネット・マッカーディは、先天性欠損症を引き起こすことで知られる人気のニキビ治療薬を服用しているときに、妊娠恐怖症にかかったと語った。

先天性欠損症とは？

先天性欠損症（せんてんせいけっそんしょう）は身体障害、知的障害、発達障害などの障害を生じる。 障害は軽度から重度まで様々である。 先天性異常は、主に2つのタイプに分けられ、1つは身体の一部の形状に問題がある構造障害と、もう1つは身体の働きに問題がある機能障害である。 機能障害は、代謝異常症や変性疾患などが含まれる。

「ウィキペディア」より引用

「iCarly」の卒業生で、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー回顧録「I’m Glad My Mom Is Dead（ママが死んでくれて良かった）」の著者であるジェネット・マッカーディは、自身のポッドキャスト「Hard Feelings with Jenette McCurdy」の最新エピソードで、2023年11月29日に妊娠の恐怖を明かした。

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引用元：Apple Podcast

ポッドキャストとは？

ポッドキャスト（英語: podcast）とは、インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つであり、オーディオやビデオでのウェブログとして位置付けられる。インターネットラジオ・インターネットテレビの一種である。その内容は、個人のブログと同様のものもあれば、テーマに基づいた対談などもあり、多岐に亘る。

「ポッドキャスト」はAppleのポータブルマルチメディアプレーヤーである「iPod（アイポッド）」と、”放送”を意味する「broadcast（ブロードキャスト）」を組み合わせた造語である。元々は「iPodシリーズなどの携帯プレイヤーに音声データファイルを保存して聴く事が可能な放送（配信）番組」という意味で名付けられた。出自こそアップルとは無関係であったが、後に半自動でポッドキャスト番組をダウンロードし、iPodシリーズに転送する機能がiTunesに組み込まれた。

「ウィキペディア」より引用

「ニキビについて話したいと思います。」とマッカーディは話し始め、31歳になった今でも、15歳頃に始まったニキビの問題と闘っていることを話した。

最初、ニキビはニコロデオンの番組「iCarly」と「Sam & Cat」のセットで使われた濃いメイクのせいだと思っていたという。

「明るい照明と濃いメイクのせいだと思っていたし、もちろん何年も出演していた。テレビ番組がなくなっても、ニキビはあったわ。」とマッカーディは語った。

「iCarly」とは？

『iCarly』（アイ・カーリー）は、ダン・シュナイダーが制作し、2007年から2012年までニコロデオンで放送されたアメリカのティーン向けシチュエーション・コメディ（脚本や演出を重視し、状況（シチュエーション）が生み出す食い違いや不条理さで笑いを誘うコメディ）。ミランダ・コスグローヴ、ジェネット・マッカーディ、ネイサン・クレス、ジェリー・トレイナー、ノア・マンクが出演している。

エミー賞の優秀子供番組賞に5回ノミネートされた。批評家からは賛否両論の評価を受けたが、視聴者からは人気を博した。2010年1月に放送されたエピソード「iSaved Your Life」は1,120万人の視聴者を獲得し、ニコロデオン史上2番目に多くの視聴者を獲得したテレキャストとなった。2021年には、Paramaunt+にてコスグローブ、クレス、トレイナーが復帰するリバイバルシリーズが配信された。

「ウィキペディア」より引用

「Sam & Cat」とは？

「サム&キャット」（英: Sam & Cat）は、アメリカ合衆国のニコロデオンで放送されたシチュエーション・コメディである。同局で放送されたシットコム『iCarly』および『ビクトリアス』のスピンオフドラマである。
番組は2013年6月8日から2014年7月17日にかけて、全35話が放送された（1シーズンのみ制作）。

物語は、ロサンゼルスでサムとキャットが出合い、二人でベビーシッターのビジネス「サムとキャットのスーパーロックな超楽しいベビーシッターサービス」を展開するというものである。
日本ではNHK教育テレビ（Eテレ）で2014年4月2日から同年9月24日までと、2015年4月1日から同年7月15日までの2期に分けて放送された。

「ウィキペディア」より引用

「ニキビがあるすごく不安になる。そして、私の自尊心に本当に悪い影響を与えます。」

ジェネット・マッカーディは、複数の皮膚科を受診し、アゼライン酸、ナイアシンアミド、トレチノインなどいくつかの薬を試したが、最終的に最低用量のアキュテインを2、3ヶ月投与されたという。

クリーブランド・クリニックによれば、アキュテインは重度のニキビを治療するレチノイド薬の一種で、他のニキビ治療薬が効かない場合に処方されることが多いという。

アキュテインはニキビ治療には効果的だが、妊娠可能な年齢の人には重大な副作用がある。

「例え1回服用しただけでも、重篤な先天異常が起こる可能性があります。この薬を服用している間、あるいは治療中止後1ヵ月間は授乳しないでください。」とクリーブランド・クリニックは注意を促している。

マッカーディが回想しているように、「関連するすべてのリスクを知っていることを示すために検査を受け、妊娠しないことを示す契約書に署名しなければなりません。契約書には”アキュテインを服用している間は、いかなる場合でも妊娠しません。”と書かれている。」

そのリスクは非常に深刻で、マッカーディは言う。「2種類の避妊をしなければなりません。月に一度は血液検査を受けなければなりません。毎月血液検査を受けた後、皮膚科に行かなければなりません。そして、アキュテインの副作用で唇の皮がむけているのを皮膚科医に間近で見せなければならないのです。」

薬を飲み始めて3ヵ月後、彼女はこう言った。「皮膚科に行きたくなかったの……目が覚めて、カレンダーに予定が書いてあるのを見て、”憂鬱だわ “って思ったのよ。」

マッカーディは、彼女特有の無表情なユーモアで次のように説明する。

「皮膚科に行って、同じような部屋に同じようなポスターが貼ってあるのを見るのが嫌だったの。診察室のポスターほど憂鬱なものはないわ。いつもヨガパンツにコットンTシャツ、白髪にヘッドバンド、そして見たこともないような笑顔の女性。」

しかし、彼女が予約のキャンセルの電話をすると、皮膚科医は10分後に折り返し電話をかけてきて、マッカーディに来院するよう強く勧めた。

病院の受付の人はストレスが溜まっているみたいで、「ねえ、それで先生ともう一度話したんだけど、あなたは先生にすぐに来る必要があると言われましたよね？」って言ってきたので、「いったい何なんなの？ なんで受付の人はそんなにストレスが溜まっているの？どうしたの？」って感じでした。

それで、私は「でも今日は無理です。来週来てもいいですか?」と言いました。すると、受付の人は「だめです。なぜなら、血液検査の結果、あなたは妊娠していることがわかったからです。」と言われたのです。

アメリカ国立衛生研究所によれば、「イソトレチノイン（アキュタンの有効成分）は、妊娠中に暴露された乳児の最大35％以上に先天性欠損症を引き起こす。そして、これらの欠陥には、中等度から重度の行動障害および、または知的障害が含まれる可能性がある。」とのことです。

アメリカ国立衛生研究所とは？

アメリカ国立衛生研究所（アメリカこくりつえいせいけんきゅうじょ、英: National Institutes of Health、略称: NIH）は、アメリカ合衆国の保健福祉省公衆衛生局の下にあり、1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究の拠点機関。本部はメリーランド州ベセスダに置かれている。Institutesと複数形であるように、国立癌研究所、国立心肺血液研究所（英語版）、国立老化研究所、国立小児保健発達研究所（英語版）、国立精神衛生研究所（英語版）、国立環境衛生科学研究所（英語版）、国立アレルギー・感染症研究所など、それぞれの専門分野を扱う研究所と、医学図書館などの研究所以外の組織、合わせて全部で27の施設と所長事務局によって構成されている。1万8000人以上のスタッフのうち6000人以上が科学者（医師、生命科学研究者）である。

「ウィキペディア」より引用

「ショックでした。衝撃で一瞬息ができなくなったような気分でした。めまいがしました。思わずベッドの端に座り込みました。体がベッドの端に倒れ込むような感じだった。え？みたいな、真綿で首を絞められたような。今思い出しても心臓がドキドキする。私は信じられないほどショックを受けました。そして、とても怖かったです。」

彼女は、「どうして妊娠なんてしてしまったのか？」と疑問に思いながら、当時の性行為について詳しく話し始めた。「どうしてこんなことに？何が起こったの？何がうまくいかなかったの？」

「私はすぐにウーバー（乗合タクシー）を呼びました。ウーバーの後部座席で、ずっとめまいがして、気を失うか、吐くか、あるいはその両方になりそうだった。猛烈に怖かった。」

マッカーディは、すぐに医師の診察を受けさせられたという。そして、医師に「妊娠の心当たりはありますか?」と言われたという。私は「えっ？あなたは私が妊娠していると言ったじゃない。心当たりがあるだけでなく、確実だとわかっているじゃない。」と思いました。

彼女は、投薬中に偽妊娠が起こることがあると知らされたという。

いくつかの血液検査の結果、マッカーディはこう語った。「私は妊娠していなかったし、問題ありませんでした。ですが、その経験はとても恐ろしいものでした。こんな経験はもう二度としたくありません。」

引用元：Getty

そして31歳になった今、ジェネット・マッカーディはニキビについて、”これまでと同じように悩んでいる”と言う。

もしかしたら、あなたはインスタグラムで私を見て、”マッカーディは元気そうだ、肌が綺麗だ”と思って見ているのかもしれません。

「そんなことないわ。でもまず言えることは、インスタグラムの写真を見ただけでは分からないってことなのよ。”お肌が綺麗ね”ですって？ そうじゃないのよ。お肌が綺麗に見える化粧の仕方は知ってるだけなの。ファンデーションの色合いとか、正しい塗り方とか。」

「写真を投稿しようと思っているんだけど、不安でできないの。確かに少しだけニキビに触れる可能性があるという点では興味あるけど、私の顔のだとそれは難しい。言葉でニキビについて言うならできるけど、でも顔を出してはできそうもないのよ。」

彼女はこう続けます。「ニキビのことが何でもないことならよかったのになぁ。”あぁ、ニキビなんてどうでもいいことだよ。ニキビを気にするのをやめて、私のニキビなんて誰が気にするの？”っていう具合に思えればいいのですが・・・。」

「でもすごく気になるから、肌がつるつるだったらいいのに・・・。ニキビのせいで汚い感じがするのよ。まるで、自分自身が汚れているように感じて、ニキビがあると悲しくなっちゃうのよ。」 と彼女は話しを続けた。

「これまでニキビを治すために何でも試したわ。そして、私が試していない唯一のことは、ニキビを受け入れ、ニキビを身体の一部だと思うこと。ただ受け入れて、自分のものにすること。多分、それが今まで試していない唯一の理由だと思うの。試していないのは、それを試すのが一番難しいことだから、ということになるでしょうね。」

アキュテイン（ACCUTANE）（わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬）に関する注意喚起について

米国等で難治性ニキビの治療に使用されている「アキュテイン」（一般名：イソトレチノイン）については、妊娠中の女性が服用した場合に、胎児への催奇形性のおそれがあるため、米国食品医薬品局（ＦＤＡ）では、インターネットや個人輸入により入手することのないよう、注意喚起を行っています。
そこで、この注意喚起を一般の方が容易に正しく理解することができるよう、重要な事項の邦文訳を掲載いたしました。

※アキュテイン及びそのジェネリック医薬品については、数量に関係なく、医師の処方せんまたは指示書に基づき必要な手続きを行わない限り、個人輸入することはできません。

商品名：アキュテイン（ACCUTANE）
一般名：イソトレチノイン（ISOTRETINOIN）
カプセル　１０ｍｇ、２０ｍｇ、４０ｍｇ

アキュテインは、欧州においては ロアキュテイン（ROACCUTANE） の名称で販売されています。 また、以下のようなアキュテインのジェネリック医薬品についても、アキュテインと同様の注意が必要です。

商品名： ソトレット（SOTRET）
一般名：イソトレチノイン（ISOTRETINOIN）
カプセル　２０ｍｇ、４０ｍｇ

商品名： アムネスティーム（AMNESTEEM）
一般名：イソトレチノイン（ISOTRETINOIN）
カプセル　１０ｍｇ、２０ｍｇ、４０ｍｇ

商品名： クララビス（CLARAVIS）
一般名：イソトレチノイン（ISOTRETINOIN）
カプセル　１０ｍｇ、２０ｍｇ、４０ｍｇ

商品名： イソトロイン（ISOTROIN）
一般名：イソトレチノイン（ISOTRETINOIN）
カプセル　２０ｍｇ

商品名： アクノティン（ACNOTIN）
一般名：イソトレチノイン（ISOTRETINOIN）
カプセル　１０ｍｇ、２０ｍｇ

アキュテイン（ACCUTANE）に関する一般使用者向け情報
（米国食品医薬品庁（ＦＤＡ）の公表する、一般消費者向け注意喚起（2021年12月10日）より抜粋）

イソトレチノインは、医師や薬剤師などの専門家による緊密な指導の下でのみ使用される必要がある。
妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれがある。
ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下などのほか、 重大な精神症状（うつ、自殺など）の副作用を生じることがある。
・ 専門家による診察を受けずに、決して購入すべきではありません。
・ 妊娠している、妊娠する予定である又は妊娠する可能性のある場合は、決して服用してはいけません。
・ 処方せんなしで販売するウエブサイトがあるが、これは違法であり危険である。

「厚生労働省の公式サイト」より引用