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アーノルド・シュワルツェネッガー(76)がミュンヘン空港で拘束された!

彼は戻ってこないかもしれない!

アーノルド・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事が、オークションに出品する予定だった高級腕時計の申告を怠ったとして、2024年1月17日水曜日にミュンヘンの空港で一時拘束された。

ドイツの新聞「Bild」によると、空港で検査中にシュワルツェネッガーの荷物の中からスイスの高級ブランド腕時計であるオーデマ・ピゲを発見し、当局に拘束されたという。

引用元:WireImage

シュワルツェネッガーは、特注の腕時計をオークションに出品する意向を明らかにしたため、身柄を拘束された。

同紙によると、シュワルツェネッガーは当初、税関職員に好意的だったが、時間が経つにつれて苛立ちをあらわにしたという。

「シュワルツェネッガーには子供が何人いるのか?、パートナーの名前は何なのか?、銀行にいくら預金があるのか?、純資産はいくらなのか?」といった個人的な質問を職員がし始めたことも明らかになった。

長時間の取り調べの後、シュワルツェネッガーは釈放された。

税関の広報担当者であるトーマス・マイスター氏は、「我々は刑事上の税務手続きを開始した。この時計は輸入品ですから、登録されているはずです。商品がEU域内にとどまっている場合、税金と関税を支払わなければならない。それは誰にでも当てはまることです。」と語った。

海外旅行の際、一定額以上の貴重品は申告しなければならないことが多いが、シュワルツェネッガーは時計を持っていることを明らかにする書類を受け取っていなかったと、この関係者は付け加えた。

ドイツの関税に関する特別なガイドラインでは、EU圏外から来る旅行者はすべて1万ユーロ以上の資金を申告しなければならず、宝石、高価なデジタルカメラなどの貴重品の中には特別な手続きが必要なものもある。

シュワルツェネッガーが拘束されている正確な期間については明言を避け、「解放には少し時間がかかる。」とだけ述べた。しかし、シュワルツェネッガーは、間もなくオーストリアへの旅を再開できるだろうと付け加えた。

結局、シュワルツェネッガーは3時間近く拘束されたが、21,000ドル(約304万円)以上の価値があるとされるこの時計に関する書類を求められることはなかった。

「彼は申告書の記入を求められたことは一度もなく、税関職員の質問にはすべて正直に答えた。無能な取り締まりであり、とても面白い警察映画になるような間違いだらけの喜劇だったにもかかわらず、彼はあらゆる段階で協力してくれた。」 と関係者はワシントン・ポストに語った。

引用元:WireImage

シュワルツェネッガーは腕時計にかかる税金を前払いすることに同意したが、警官たちは1時間かかっても、クレジットカードの機械を使えなかった。

この関係者によると、彼は銀行に連行され、ATMから現金を引き出して支払うように求められたという。使用されたATMカードも限度額が低く、銀行も閉まっていた。

空港に連れ戻された彼は、その後、別のクレジットカードを持った新しい警官に連れられて銀行に行き、そこで必要な金額を引き出すことができたと報じられている。

シュワルツェネッガーは、気候変動対策のためのチャリティー・オークションに向かう途中であり、オーストリア・アルプスのキッツビュール村で開催されるハーネンカム・スキー・レースにも参加する予定だと報じられている。

シュワルツェネッガーの代理人は、オンラインでは数千ドルで取引されているこの時計が、18日木曜日にキッツビュールで開催される「シュワルツェネッガー・気候変動イニシアティブ」のチャリティ・オークションに出品される可能性が高いことを確認した。

シュワルツェネッガー・気候変動イニシアティブ

引用元:Getty

シュワルツェネッガー・気候変動イニシアチブは、ウィーンを拠点とする団体で、気候保護に対する国民の意識を高め、世界各国からの具体的な解決策を提示することを目的に、毎年オーストリア・ワールドサミット気候会議を開催している。

このイニシアチブのディレクターは、エコロジストで元政治家のモニカ・ラングタラーである。 オーストリア連邦大統領のアレクサンダー・ヴァン・デア・ベレンは、このイニシアチブの緊密な支援者であり、オーストリア・ワールドサミットは当初から彼の後援を受けている。 会議の開催に加え、シュワルツェネッガー・気候変動イニシアチブは、企業や個人から革新的で気候変動に配慮した「ベストプラクティス」プロジェクトを集め、これらの「気候変動アクションヒーロー」にプラットフォームを提供している。 気候変動をテーマとしたアーノルド・シュワルツェネッガー氏とのイベントは、「Arnold’s Stammtisch」やチャリティーディナーなど、定期的に開催されている。ネットワーキング活動に加え、このイニシアティブは発展途上国における厳選されたプロジェクトも支援している。その一例が、ウガンダのジェーン・グドール研究所が運営する「ムツバの木」植林プロジェクトである。

ウィキペディア(英語)」より引用

「シュワルツェネッガの全ての非営利団体がそうであるように、今回のチャリティーオークションでも出品内容を適切に報告するだろう。」と情報筋は述べている。彼のチャリティーオークションは、アメリカ中の子供たちの放課後プログラムや世界中の環境保護活動のために、毎年数百万ドルを集めている。

「私たちは、ドイツが国内に持ち込む国民の財産に対する税金の支払いを求めるのと同じくらい、経済を立て直すことに多くのエネルギーを費やすことを願っています。そして、次回はドイツが彼のスーツに税金を支払わせないことを願っています。」とシュワルツェネッガーの代理人はコメントした。

その後、ミュンヘン空港で拘束されたアーノルド・シュワルツェネッガーの高級腕時計が、正式に新しい家を見つけた。

この時計はチャリティーオークションで、彼の長年の友人で起業家であり投資家でもあるクレメンス・ハルマンに約294,000ドル(約4,296万円)で落札された。

アーノルド・スクワルツェネッガーとクレメンス・ハルマン 引用元:Schwarzenegger Climate Initiative

イベントのプレスリリースによると、売上金はシュワルツェネッガーが設立した気候変動対策団体 「Schwarzenegger Climate Initiative」 に寄付される。

チャリティーイベントを主催したシュワルツェネッガー氏は、この腕時計を 「今、世界で最も注目されている腕時計」 と冗談交じりに呼んだという。

昨年、シュワルツェネッガーは2022年1月に起きた自動車事故をめぐって訴えられ、この事故によって女性は後遺障害を負ったと報じられた。

TMZが入手した裁判書類の中で、シェリル・オーガスティンは、ロサンゼルスのサンセット大通りとアレンフォード通りの交差点付近を運転中、シュワルツェネッガーの車に衝突されたと主張。

TMZ

TMZは、2005年11月8日に開設されたエンターテインメントとセレブリティに関するニュースサイトである。タイム・ワーナーが2009年にAOLを売却するまでは、AOLとテレピクチャーズ(ワーナー・ブラザースの一部門)の共同事業だった。TMZという名称は、カリフォルニア州ロサンゼルスの映画産業の契約において、この範囲より外をロケーション(location)として定義するスタジオ・ゾーンの別名thirty-mile zoneの略である。

ウィキペディア」より引用

訴訟では、シュワルツェネッガーが”不当かつ無謀な運転”をしたと非難している。

その結果、オーガスティンさんは神経系にショックと傷害を受け、「何らかの後遺症が残る」と主張している。

警察関係者は、信号機の左折矢印が赤から青に切り替わる前にシュワルツェネッガーが左折しようとしていたと同番組に語った。

ABC7(ロサンゼルスのニュース速報番組)が伝えたところによると、逮捕者は出ておらず、警察はアルコールや薬物の関与はないと考えているとのこと。

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