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マーティン・スコセッシ監督が映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」でレオナルド・ディカプリオにヒーローではなく悪役をやらせたと語る!

スコセッシ監督がWSJ誌の今年の映画イノベーターに選出され、2023年11月号の表紙を飾った。

WSJ誌とは?

WSJ誌(ウォール・ストリート・ジャーナル誌)は、ウォール・ストリート・ジャーナルが発行する豪華なニュースとライフスタイルの月刊誌です。雑誌の内容は、アート、ファッション、エンターテイメント、デザイン、食べ物、建築、旅行などに及びます。

ウィキペディア(英語)より引用

マーティン・スコセッシ監督は、映画の中のヒーローをレオナルド・ディカプリオにすることが多い。

レオナルド・ディカプリオはスコセッシ監督の作品に多く登場している一人で、当初、映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」でFBIの主任捜査官トム・ホワイトを演じる予定だった。トム・ホワイトは1920年代、オーセージ・ネイションで起きた連続殺人事件の捜査のためオクラホマに連れてこられた白人男性だ。しかし、スコセッシ監督のストーリーが変更されると、ディカプリオはすぐに個人的なキャスティングの変更も提案した。

オーセージ・ネイション(Osage Nation)とは?

オーセージ・ネイションは、グレートプレーンズの中西部のネイティブアメリカンの部族です。部族は、その言語族の他のグループとともに、紀元前700年頃にオハイオ川とミシシッピ川の谷で発達しました。

「ウィキペディア(英語)」より引用

WSJ誌によると、スコセッシ監督は白人の救世主という図式を避けたいと考え、最終的に刑事の視点を軸に映画を構成することを断念したという。その代わりに、リリー・グラッドストーン演じるオセージ族の女性と結婚するものの、最終的にはオイルマネーのためにオセージ族を殺そうとする悪辣な陰謀に巻き込まれる男、アーネスト・バークハートを演じようと提案したのはディカプリオだったと監督は語っている。ホワイトは現在、ジェシー・プレモンスが演じている。

レオナルド・ディカプリオ(左)とマーティン・スコセッシ(右)

スコセッシ監督が脚本したものの、様々な人からの評判は芳しくなかった。「撮影現場の人たちは、他の作品は支持したが、今回の作品は支持できないと言ったんだ。」と彼はWSJ誌に語っている。最終的にアップルが関与し、劇場公開後、「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」はApple TV+でストリーミング配信されることになった。

とはいえ、今回の脚本の変更は、80歳のスコセッシ監督にとって、とても不安なものだった。

スコセッシ監督はWSJ誌に次のように語った。

こういう映画が不作の時期(良い作品があまりできない時期)には、このような脚本の変更はとても不安なんだよね。

スコセッシ監督はWSJ誌が毎年発行するイノベーターズ・イシューとアワードの一環としてインタビューを受けた。オスカー受賞者はWSJ誌の今年の映画イノベーターであり、11月11日発売の同号の表紙を飾っている。今年の各受賞者を代表する表紙は全部で7つ。

WSJ誌の編集長サラ・ボールは、こう語っている。

「意義ある革新、つまり遺産を作るような革新は、抽象的に定義するのは少し難しいかもしれません。私たちが祝福する7人のイノベーターは、より良い世界を生み出すアイデアの力に希望を見出すすべての人にインスピレーションを与える存在です。」

これまでの受賞者には、キム・カーダシアン・ウェスト、エディ・マーフィ、ライアン・レイノルズなどがいる。

映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」はデヴィッド・グランの2017年の同名ベストセラーを原作としている。出演はタントゥー・カーディナル、ジョン・リスゴー、ブレンダン・フレイザー、カーラ・ジェイド・マイヤーズ、ジャネー・コリンズ、ジリアン・ディオン、ウィリアム・ベロー、ルイス・カンセルミ、タタンカ・ミーンズ、マイケル・アボット・ジュニア、パット・ヒーリー、スコット・シェパード、ジェイソン・イズベル、スタージル・シンプソンら。

この映画には、本物のオセージ語を話す俳優たちが登場するが、スコセッシ監督は、「私たちはオーセージ族の歴史の中心となる歴史的出来事についての映画を作っているので、もちろんその言語を話すことが重要なんだ。」と語った。

この映画の時代設定は1920年代で、当時、人々はまだ毎日オーセージ語を話していました。」と、オーセージ族の首領であるジェフリー・スタンディング・ベアは語った。

映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は10月20日より日米同時公開される。

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